「楽しく、はたらく」をビジョンに掲げ、20〜30代に特化した転職支援を提供するエージェント事業やスカウト採用支援事業を展開している株式会社juice up。
エージェント企業としてGLITを導入していただいている同社CEOの野口 健さんに、導入前の課題感や導入後の使用感、人材エージェント目線でのGLITのメリットなどについて話を伺いました。
プロフィール

野口 健さん
BtoBメーカーの営業からキャリアをスタート。2社目のリクルートではダイレクトリクルーティングの先駆けとなるスカウト採用支援サービスの営業及びプランナーに従事。28歳で株式会社juice upを設立。
・HP:https://agent.juice-up.co.jp/
・note:https://note.juice-up.co.jp/
求人検索やスカウト機能など、GLITのメリットは使いやすい機能性

――:人材エージェント企業として抱えていた課題感を教えてください。
野口 健氏(以下、敬称略):集客に課題を感じていました。
我々が狙っているのは、人材業界でレッドオーシャンと言われる20〜30代のハイクラス人材。3年ほど前から比べるとエージェントの数も増え、媒体からのスカウト返信率は減少してきているため、集客はますます難しくなっています。
現在トレンドであるSaaS系企業は、少し前までは未経験OKでしたが、現在はSaaS経験必須となるケースも増え、採用の難易度は上がってきていると感じます。
――:どのようなきっかけでGLITを認知しましたか?
野口:僕自身、プレスリリースをよくウォッチするので、GLITが発表されたときくらいにまわりのメンバーと話題にしましたね。たしか、2018年10月に資料をいただいた記憶があります。
――:実際にGLITを使ってみていかがでしたか?
野口:GLITの良さは大きく4つ。
・圧倒的に使いやすいUI
・動作の軽さ
・若手、IT人材が豊富なこと
・転職潜在層にいち早くアプローチできること
おかげさまで集客面で良い効果が上がっています。
機能面ではスカウト送信後の返信期限が7営業日と少し短いですね。転職検討中の方が多いからこそ、エージェントに返信して良いものか悩まれている方が多く、返信しようと思った時には返信できない状態になってしまっています。ここは改善して欲しいですね!
エージェントを利用したGLIT候補者の転職事例

――:GLIT経由でお会いしたY.Kさん(28歳女性)の転職事例についてお伺いします。
野口:Y.Kさんは新卒にて大手シンクタンク、その後転職し、クリエイティブエージェンシーで働いていました。
ただ、仕事のやり方の違い、大手から小規模な企業へ転職したことで生じる組織風土の違いなどから非常に苦労されていました。特にロジックの世界から感性の世界へ変わったことで、これまで積み上げてきたものがうまく活かせていなかったのだと思います。
10月末に初めてお会いしましたが、既に退職の意思は強く、積極的に転職活動を開始しようという状態でした。
※juice upが3社目のエージェントでした。
――:Y.K.さんに対してどのような提案をされましたか?
野口:Y.K.さんは、IT領域のバックグラウンドがあること、顧客の成功や成長へ寄与したいという想いから、SaaS系企業(カスタマーサクセス)やIT企業(プロジェクトマネージャー)のポジションを提案しました。
しかし、法人折衝経験が少ないため、いずれもチャレンジだったことは事実。今、自分にできること、今後できるようになっていきたいことを見極めながら求人提案したことを覚えています。
結果として、急成長中のIT企業にプロジェクトマネージャーとして内定を獲得されました。2020年1月から勤務しています。
潜在的な転職意識のある層と出会える、それがGLIT。

――:どのようなエージェントにGLITが向いているとお考えですか?
野口:登録者の方の特徴もあるかもしれませんが、転職意欲が高い方ばかりではありません。とはいえ、転職に興味はある状態なので、「そのような方々と早めに接点を持ちたい」、「中長期的な関係性を紡いでいきたい」というエージェントにはマッチするかと思います。
――:GLITはどのようなメリットがありますか?
野口:候補者の転職意欲が高くないからこそできる話もありますよね。
転職はあくまで手段の一つ。
「転職する目的は何か?」
「転職で何を解決したいのか?」
これらを深くディスカッションすることが求められると思います。
当然現職へ残る選択肢もあり、実際そのような提案をすることも多いです。だからこそ、候補者の方とは信頼関係を結ぶことができ、真剣に転職を考え出したときに第一想起していただけるメリットがありますね。
今後のGLITへ期待するポイントとjuice up社の展望

――:GLITに対して期待することはございますか?
野口:コンサルティングファーム出身者やIT領域の経験者、ベンチャー出身者の集客をもっと進めていただけたらなと感じています。GLITさんの成長は弊社にとっても大きなメリットがあるので、応援しています。実際お客さんにも勝手にGLITを提案していますよ(笑)。
――:今後の展望について教えてください。
野口:数年以内に「20代30代の専門エージェント」として第一想起されるポジションに我々juice upは位置したいですね。
――:ありがとうございました。
<文/中島 孝輔 写真/矢野拓実>